01.
Cornelius 夢中夢 – Dream in Dream -
6年ぶりの新作。作中にギターを掻き鳴らす曲が収録されているのが常だったけれども今作ではなし。空想的でまどろみのある、メランコリックながらもポップなメロディが全曲に通底している。 |
02.
Fabiano do Nascimento Das Nuvens
ブラジル出身でLAを拠点に活動するギタリストによる作品。アルバムタイトルは 「雲のうえ」 を意味するそうで、天上から降りてくるようなメロディが溢れており、幻想的な作品に仕立てられている。 |
03.
Blue Lake Sun Arcs
デンマークのマルチ奏者、Jason Dunganによるプロジェクト。煌めくギターの音色を連ねて、緩やかなグルーヴを構築し、クラリネットなどで彩りを加え、美しいアンビエント作品に仕上がっている。 |
04.
EVISBEATS That’s Life
2020年頃から2022年の2年間で制作したインスト集。穏やかに、緩やかに、延々と続いていくビートが祈りのように響く。ビートや上物ともに少ない音数で、静謐な日常を表現したような作品に仕上がっている。 |
05.
Fabiano do Nascimento Mundo Solo
コンセプチュアルな上記作品とは異なり、自身のルーツであるブラジル音楽と、ギタリストとして音楽を追求している。音作りは簡素だが、滋味のある作品に仕上がっている。 |
06.
Sam Wilkes Driving
LAのジャズベーシストによる作品。もともとポスト・シューゲイザー的なサウンドメイクをしていたけれど、ボーカルも入り、ドリームポップのような空気感をまといながらも、サム・ウィルクスらしい、白昼夢のようなまどろみに包まれた音世界を構築している。 |
07.
Terrace Martin Fine Tune
LAのプロディーサーによるプロジェクト「Sound Of Crenshow Jazz」の第1作目。今後リリースされる作品のショーケース的な作品とのことで、アフロビート、ソウル、ジャズファンクからボサノヴァまでバラエティー豊かだが、そのどれもがグルーヴィー。 |
08.
Matthew Halsall An Ever Changing View
Gondwana Records創設者のマシュー・ハルソールによる作品。トランペット、カリンバ、ハープ、フルートなどによる柔らかな音色で瞑想的で夢見心地な空間を紡ぎ出している。アンビエントなスピリチュアルジャズ。 |
09.
Resavoir Resavoir
シカゴのプロデューサー、ウィル・ミラーによるプロジェクト。チルいエレクトロニックなジャズで、The Cinematic Orchestraあたりを想起させるサウンド。愛らしいシンセサイザーの音色が耳に残る。 |
10.
John Raymond & Sean Carey Shadowlands
Bon IverのSean Careyとトランペット奏者のコラボ作。ささやかなボーカル、遠くから聞こえてくるようなトランペットなど幽玄な音世界で、レコーディングも約20年前に2人が出会ったウィスコンシン州オークレアの森で録音されたようだ。 |
other album
過去作・Bruno Berle / No Reino Dos Afetos (2022) ブラジルのSSW、ブルーノ・ベルリのデビュー作。チープでローファイなサウンドながら、しっかりとMPBの伝統にも則っている。実験的なのにポップ、懐かしいけど新しい、これはもう好き過ぎるやつ。 |
tune
羊文学 / more than words |
music video
羊文学 - more than words (Official Music Video)
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comic
・荒川弘 / 黄泉のツガイ・黒田硫黄 / ころぶところがる ・たらちねジョン / 海が走るエンドロール ・トマトスープ / 天幕のジャードゥーガル ・波切敦 / レッドブルー ・平井大橋 / ダイヤモンドの功罪 ・ぱらり / いつか死ぬなら絵を売ってから ・ヤマシタトモコ / 違国日記 ・山田芳裕 / 望郷太郎 ・吉田秋生 / 詩歌川百景 |
まとめ
ゆっくりと音楽を聴くことのできる時間はますます減るばかりで、10枚を選ぶのがやっと。2022年から引き続き、静かな音楽を好んで聞いていました。ギターの音色が美しい作品に多く出会えた年でした。 |